「将棋しようぜ?」
「え、いいよいいよ」(否定の意)
「なんでよ?」
「いやなんとなく」
「面白いからやってみようぜ?」
「いやいいわ」
こんな会話をした人は世の中にたくさんいる。。。と思う
そういう自分も2年くらい前までは
桂馬は戻ってこれると思ってたし
銀金どっちが斜め後ろ行けないんだっけ?と思ってたし
羽生名人しか名前知らなかったし
棋士が全国の将棋イベントに参加して頑張ってるけど
将棋の普及ってさ結局その"きっかけ"を作るのは
お父さんだったりお祖父ちゃんだったり
先輩や同級生だったりすると思う
興味ない人にしてみたら誰それって感じで
立ち止まる事もしない人の方が多いだろう
たくさんある将棋の入門書見ても
興味がまったくない人にしてみたら経済の本を渡されて
「面白いから読んでみ?」
と言われてるようなものだと思うし(飛躍しすぎか)
じゃどうやって将棋の面白さを伝えたらいいのか
押しつけるんじゃなく自然に興味を持ってもらえるように
どんな局面よりこれがなにより難しい
そんなふうに思えてくる
将棋の面白さを興味ない人に伝える入門書が出たら
俺は間違いなく予約するだろな
それでも将棋に興味が湧かなかったとしたら
素直にあきらめるんだろうけれど
俺がこうやってブログを始めてみようと思ったきっかけは
頭脳勝負っていう本を読んだからに間違いない
著者は渡辺明竜王
第三章「将棋というゲーム」
○スポーツを見るように将棋も
この中でプロ野球やサッカーを観てるときに例えて
「それくらい捕れよ!」
「しっかり決めろよ!」
将棋もそんなふうに無責任に楽しんでほしい。
ああ、プロ棋士にこういう考えを持っている人がいるのか
なんとも目が覚めたようなそんな気持ちになる
棋士だから、竜王だから、ではなく
渡辺明という人がとても好きになった一文
(ああ、俺も次の一手を発言してもいいのか)
強い人が選んだ手に弱い人はその手の意味がわからず
聞こうにも弱い奴は引っ込んでろ的なイメージが強い世界
そんな中で大袈裟かも知れないけれど救われたような
そんな気持ちになった
将棋に興味ない人がこのブログをふと目にして
将棋についてぐぐってみたり
中継サイトへ一人でも飛んでくれたのなら
俺がこうやってブログを更新する意味があるんじゃないだろうか
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